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2023.4.20
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美容家/起業家 山本未奈子、内科・皮膚科医 友利新とともに「更年期世代のカラダとココロと美容〜40代からも美しく生きるために〜」をテーマにトークセッションを実施

インナーケア、スキンケアを展開し、ライフステージに応じて女性をサポートするウェルネスブランド「SIMPLISSE /シンプリス」(MNC New York株式会社:代表取締役 山本未奈子)は、2023年4月18日に、更年期世代を豊かに生きるための新ブランド、『SIMPLISSE THE BALANCE /シンプリス ザ バランス』をローンチいたしました。
そして、内科・皮膚科医の友利新先生をお招きし、「更年期世代のカラダとココロと美容〜40代からも美しく生きるために〜」トークセッションを実施いたしました。


「大人をもっと楽しもう」


全ての女性の人生には、40歳を過ぎると大きく変化する時期が訪れます。それが『更年期』です。
誰かのためにと駆け抜けた成熟期から、『更年期』と称される約10年もの歳月をかけて、新たなライフステージへ。
心地よく整ったココロとカラダで、大人の毎日をもっと楽しめるように。
いつも健やかに、美しくありたいと願う、40代、50代の女性たちをサポートしたいという想いで、
「SIMPLISSE THE BALANCE」は誕生いたしました。

「人生100年時代」

そう考えた時、ちょうど折り返し地点となるのが『更年期』。
誰しもにくる『更年期』をどう過ごしていくのか、『更年期』についての正しい知識、そして健やかに、豊かにその先の人生を歩むための心構えやヒントを、お話ししました。


「更年期、私はまだ」が落とし穴!?

まず初めに、『更年期』の基礎知識からお話し。
『更年期』というワードはよく聞くけれど、更年期、更年期世代、更年期症状、更年期障害の違いについて友利先生よりご説明いただきました。

「『更年期』というのは、一般的に閉経の時を挟んで前後約10年の期間のことを指します。『更年期』にあたる人々のことを『更年期世代』と呼びます。女性の身体はグラデーションのように変化していくので、さて、明日から更年期!というようにはっきりしているわけではありません。もちろん、閉経の時期も人それぞれなので、『更年期』の時期も人によって違います。」

続いて、
「「更年期症状」と「更年期障害」。似ているようで、実は全然違うのです。「更年期症状」はいわゆる風邪の引きはじめと同じです。咳がでたり、鼻水が出たり、なんだか高熱がでそうだな、という自分でも何らかの対処ができる初期症状のことを指します。
「更年期症状」は人それぞれですが、代表的な「更年期症状」でいうと、未奈子さんも経験したホットフラッシュや疲れやすさ、不眠などがそれにあたります。そして、その「更年期症状」を放っておくと「更年期障害」に。
「更年期障害」になってしまうと、通常通りの生活が送れなくなる人もいるほど、心身に影響を及ぼし、きちんとした治療が必要になります。薬を服用したりする場合もありますね。」

山本は、
「私はまさに「更年期症状」を感じていながら、「まだ大丈夫」と目を瞑り、自分の体のSOSに耳を傾けなかったことで「更年期障害」に陥ってしまいました。今思えば、ちょっとした変化に自分自身が寄り添い、少し立ち止まることも必要だったかな、と思います。変化に気づいてあげられるだけの知識や情報を事前に身につけておくことができれば、穏やかにその変化に対応できますね。」
と話しました。

友利先生は、
「なんだかおかしいな、と感じたら躊躇わずクリニックを受診してほしいです。『更年期』は誰にでも訪れるもの。一人で抱え込まないということも大切です。」
と話しました。

ちょっとした不調や心や体の変化に、自分自身がいち早く気づき、そして目を向けること。
時には立ち止まり心の声に耳を傾けること。
誰しにもおとずれる『更年期』についての知識や情報を事前に身につけておくことで、健やかな『更年期』を過ごすことができるとお話ししました。


40代からも美しく生きるために一番大事なものって何?

まずは、シンプリスが独自に行った更年期世代の女性へのアンケート調査についてご紹介。

山本は、アンケートから見て取れる現状について話しました。
「『疲れやすい・疲れがとれない』と答えた人は実に88.2%。そして、『眠れない・寝つきが悪い・夜中に目が覚めてしまう』と答えた人は70.5%。多くの更年期世代の方が今までにない変化や不調を感じているという結果が現れました。睡眠の悩みや、疲れが取れないなどの疲労感、やはりこれも更年期世代によくある症状の一つなのでしょうか。」

友利先生は、
「睡眠や疲労感など多くの症状は自律神経に起因するものです。女性ホルモンを分泌する指令と、自律神経のコントロールの両方を司る視床下部は、今まで出ていた女性ホルモンの分泌が少なくなってくると混乱するのです。視床下部が混乱をすることで、自律神経をうまくコントロールできなくなって睡眠にも影響がでてきます。
さらに、眠れない、質の良い睡眠が取れない、ということが続くと疲れも取れないという悪循環に陥ります。眠れないことは日常生活にも大きな影響を及ぼしますので、薬に頼ることも一つの方法です。
大切なのは、薬に頼らなければならないほど眠れなくなる前に、質の良い睡眠をとるための努力をすることです。」

続いて、
「『美しく生きる』と考えた時、様々な経験を経た40代になった今、さらに色々なことに挑戦したくなりました。すると、やっぱりエネルギーが必要になります。「多少寝なくても大丈夫!」という世代とは違い、何かにアクティブに挑戦したいと思うからこそ、しっかり休息する時間がとても大事だと感じています。」

山本は、
「今思えば、私も最初は睡眠不足から更年期症状が始まりました。寝ても疲れが取れない、寝ついてもすぐ起きてしまうのはとてもストレスでした。私自身、『睡眠は最高の美容液』と以前からよく話しているのですが、まさにその通り。『美しく生きる』ためには、睡眠をしっかり取り、心身ともに健康であり、心地よくいられることもとても大事なポイントですね。」
と話しました。

更年期への理解が深まれば、社会はもっとよくなる

ここで、女性の『更年期症状』による経済損失についてご紹介。
その額、実に年間4200億円にも上ります。また、『更年期症状』を理由に離職、もしくは雇用や収入の劣化を経験した人は、『更年期症状』のある人の4人に1人。決して見逃せない数字です。

「更年期世代は誰もが通る道であるにもかかわらず、まだまだタブー視する風潮で、話しにくい、相談しにくい雰囲気がありますよね。女性の社会進出が増えている中、今後経済損失はさらに増えていくことが予想されます。」
と山本は話しました。
続いて、
「私自身、更年期障害に陥った際に、経営者として周囲に迷惑をかけてしまうのではないかと、正直もう仕事を続けていくのは難しいかな、と思ったこともありました。周りの理解がなければ、当時の私のように自分のせいだ、と塞ぎ込んでしまう人も多いのではないかと思います。自分で自分を認めて、肯定してあげること、周りに助けを求めていくことがとても大事。」
と話しました。

友利先生は、
「更年期は必ず終わりが来るもの、そして決してネガティブなことではありません。その先には、ホルモンに振り回されず、穏やかに過ごすことができるというメリットもあります。『更年期』はステージアップの時期、その変化に対し周りの理解を得ることもとても大切ですが、まずは私たち女性自身、『更年期』はタブーなことではない、という意識に変えていきたいですね。」
と話ししました。

女性の人生において、心身に変化が起きるのはごくごくあたり前のこと。更年期世代に差し掛かると、女性ホルモンの分泌量がぐんと減り、バランスが崩れやすくなることも自然なこと。
その変化に順応できるよう、自律神経を整えることで、睡眠をはじめとする不調を穏やかにすれば、もっと心地よく、そして美しく生きることができるはず。
そのための準備や対策をしっかりとっておくことの重要性をお伝えするとともに、更年期をタブー視して孤独に悩むことのない社会が、女性が心地よく生きることにもつながっていくだろうと話しました。


■内科・皮膚科医 友利新

東京女子医科大学卒業。
同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。
現在、都内2か所のクリニックに勤務の傍ら、医師という立場から美容と健康を 医療として追求し、美しく生きる為の啓蒙活動を展開中。
美と健康に関する著書も多数あり、近著に『1週間後のキレイが変わる・10年後の自分から感謝される 最新美肌辞典』(角川より2021年7月29日発刊)がある。


■SIMPLISSE THE BALANCE/シンプリス ザ バランス 代表山本未奈子

12歳から大学卒業までをイギリスで過ごす。UCL(ロンドン大学)を卒業後、帰国し商社と外資系証券会社に勤務。32歳の時NYの美容学校 L’atelier Esthetique へ入学し、首席で卒業。同校で教鞭を執る。拠点を日本に移し、2009年にMNC New York Inc.を設立。2023年4月更年期世代に向けた新ブランド「SIMPLISSE THE BALANCE」をローンチ。「日本で一番女性を幸せにする会社」をビジョンに掲げ、女性の活躍をサポートするため、美容やファッションブランド、フェムテック事業の運営などを展開する。また美容の専門家としても美容記事の監修やセミナー、イベントでの講演など多方面で活躍中。著書多数。

<山本未奈子 更年期年表>
42歳で不調を感じはじめ、婦人科を受診、更年期に差し掛かっていると診断を受ける。44歳頃にはホットフラッシュなどの症状が強く現れはじめ、公私ともに影響がでるように。46歳の時には、その症状がピークとなり、突然起き上がれなくなり、『更年期障害』と診断。同時に鬱症状に陥り、仕事から離れる。
6ヶ月間の休養期間を経て、2023年1月に仕事復帰を果たす。


「SIMPLISSE THE BALANCE/シンプリス ザ バランス」公式HP
www.thebalance.jp